親が亡くなったあと、何から始める?通帳5年分が宝の山!プロが教える財産調査のコツ
「親が亡くなって、悲しむ間もなく手続きに追われている…」
そんなとき、意外と多いのが
「親が生前、どこに何を支払っていたのか分からない」
というお悩みです。
離れて暮らしていた場合や、生活の細かな支払いまで把握していないのは当然のこと。
しかし、そのままにしておくと、使っていないサービスの料金がずっと引き落とされ続けてしまうこともあります。
今回は、行政書士の視点から、相続手続きをスムーズに進めるための
「お金の通り道」の見つけ方をご紹介します。
🔍 まずは「過去5年分の通帳」を確認してみよう
財産調査の最強のヒントになるのが、ずばり 通帳の記録 です。
できれば 過去5年分ほどさかのぼって確認することをおすすめします。
銀行口座は、金融機関に死亡の連絡をすると凍結されます。
ただし、それだけでは安心とはいえません。
大切なのは、
「どんな支払いがあったのか」を把握すること
だからです。
通帳の記録には、その人の生活の足跡が残っています。
そこから、解約すべき契約やサービスを見つけることができます。
通帳が見つからない場合は?
「通帳がどこにあるか分からない」
「ネット銀行で紙の通帳がない」
そんな場合でも心配はいりません。
銀行の窓口では
「取引履歴(取引明細)」の証明書を発行してもらうことができます。
一般的には数千円程度の手数料がかかりますが、
これを取り寄せることで 過去の入出金をまとめて確認することが可能です。
自分たちで一から調べる手間を考えると、
とても価値のある情報になります。
💳 通帳から見つける「解約すべき支払い」
通帳を一行ずつ見ていくと、さまざまな支払いが見えてきます。
次のような項目がないかチェックしてみましょう。
毎月の引き落とし
- 電気・ガス・水道などの公共料金
- 携帯電話やインターネット
- 家賃
- サブスクサービス
クレジットカード
クレジットカードの引き落としがある場合は、
カード会社に連絡して利用明細を確認することが大切です。
年に数回の支払い
- クレジットカード年会費
- ロードサービス(JAFなど)
- ファンクラブ
- 火災保険料
独自の積み立て
- 百貨店の友の会
- 旅行積立
- スポーツクラブ
- 習い事
これらは見落とされやすいですが、
放置していると使っていないサービスに支払い続けてしまう可能性があります。
銀行口座が凍結されても、後から請求が届くこともあるため、
早めに確認しておくと安心です。
⚠️ 注意したい「ポイント」や電子マネー
最近増えているのが、ポイントや電子マネーです。
- ポイントサービス
- スマホ決済
- 電子マネー残高
多くのサービスでは
**「本人のみ利用可能」**と規約で定められていることが多く、
相続や換金ができないケースも少なくありません。
また、スマートフォンのロックが解除できない場合、
残高の確認自体が難しくなることもあります。
このようなものは、近年
**「デジタル遺産」**として問題になることも増えています。
✨まとめ
相続手続きでは、
「どこにどんなお金の流れがあるか」
を把握することがとても重要です。
そのヒントになるのが、通帳の記録です。
まずは通帳、または銀行の取引履歴を確認して、
故人がどんな生活をしていたのかをたどってみてください。
それが、残されたご家族ができる
最初の大切な一歩になります。
もし
「通帳を見てもよく分からない」
「調査が大変で手が回らない」
そんな場合は、専門家に相談することも一つの方法です。
お気軽にご相談ください。
相続の財産調査や戸籍収集など、手続きのサポートも行っています。詳しくはこちらをご覧ください。
▶ 行政書士あぐいまき事務所

