エンディングノートを書こうと言ったら嫌がられた…実はよくある反応です

こんにちは。
行政書士の安居院(あぐい)です。

終活や相続のお話をしていると、
「エンディングノートは大切ですよね」
と言ってくださる方はたくさんいます。

ですが実際には、
「書いてみようかな」
となる方ばかりではありません。

むしろ、
「まだ早いよ」
「そんなこと考えたくない」
という反応の方が多いのではないでしょうか。

実は私自身も、家族にエンディングノートの話をしたときに、そのことを実感する出来事がありました。


「身につまされる思いがする」

現在、私はエンディングノートの作成を進めています。

ある日、その内容について父の意見を聞いてみようと思い、試作品を見てもらいました。

ところが、父の表情はどこか硬く、あまり反応が良くありません。

そして、しばらく考えた後に返ってきた言葉が、

「身につまされる思いがする」

でした。

私は、その言葉にハッとしました。

父は「エンディングノートという言葉も初めて聞いた」と言っていました。

私にとっては当たり前の言葉でも、父にとっては違ったのです。

「エンディング」という言葉そのものが、自分の人生の終わりを連想させてしまったのかもしれません。

私は慌てて、

「お父さんは書かなくていいんだよ」

「嫌な気持ちにさせてごめんね」

と伝えました。


「そんなことは書いておくことではない」

父はもう一つ、こんなことも言いました。

「そんなことは書いておくことではない」

私はその言葉から、

「人生は自然の成り行きに任せればいい」

という気持ちを感じました。

終活や相続の仕事をしていると、情報を整理しておくことの大切さばかり考えてしまいます。

ですが、人によっては、

「自分の最期を前提に準備すること」

そのものに抵抗感があるのだと気づかされた出来事でした。


夫にもお願いしてみたけれど…

そこで今度は、夫にもモニターをお願いしてみました。

すると返ってきたのは、

「面倒くさい」

「今度書く」

「あとで書く」

「字が汚いから」

という言葉の数々。

結局、なかなか書いてもらえませんでした。

父とは理由が違いますが、こちらも積極的とは言えません。

このとき、

エンディングノートは誰かに言われて書くものではなく、

本人が必要だと思わなければなかなか進まないものなのだと感じました。


エンディングノートは「死ぬ準備」ではありません

エンディングノートというと、

「死ぬ準備」

というイメージを持たれる方も少なくありません。

ですが、本来の目的は少し違います。

エンディングノートは、

残された家族が困らないようにするためのメモでもあります。

例えば、

・どこの銀行に口座があるのか

・保険に加入しているのか

・誰に連絡してほしいのか

・大切にしているものは何か

こうした情報が残っているだけで、家族の負担は大きく変わります。


最初から全部書かなくても大丈夫

私が作成しているエンディングノートは、両面で15ページあります。

実際に自分でも書いてみましたが、資料が手元にある状態でも約2時間かかりました。

そう考えると、

「面倒くさい」

という夫の言葉も、ある意味では自然な反応だったのかもしれません。

だからこそ、最初から完璧を目指す必要はありません。

例えば、

・銀行口座

・保険

・緊急連絡先

だけでも十分です。

少しずつ書き足していけばよいのです。

実際に私がエンディングノートを書いてみて感じたことはこちら
エンディングノートを書いてみたら、忘れていたポイントやサブスクが見つかりました


嫌がるのは自然なこと

今回、父や夫の反応を通して感じたことがあります。

それは、

エンディングノートを嫌がるのは決して特別なことではない

ということです。

「身につまされる」

「まだ死なない」

「面倒くさい」

理由はそれぞれ違っても、その反応はごく自然なものです。

大切なのは無理に書かせることではなく、

まずは家族で話題にしてみることなのかもしれません。


まとめ

エンディングノートを勧めたとき、相手が乗り気でなくても落ち込む必要はありません。

それは、多くの方が感じる自然な反応だからです。

まずは、

「もしものとき、家族が困らないように」

という視点で話してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

その小さな一歩が、将来の安心につながるかもしれません。

まずは今のお気持ちや状況をお聞かせください。

将来、ご家族が困らないために何ができるのか、一緒に考えてみませんか。

LINEからも受け付けております。
「ちょっと聞いてみたい」という内容でも大丈夫です。

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