相続が発生したら何から始める?手続きの全体の流れをわかりやすく解説

大切な方が亡くなった後、
悲しみの中で進めなければならないのが相続の手続きです。

「何から手をつければいいのか分からない…」
そう感じるのは、決して特別なことではありません。

実際にご相談でも、
「全体の流れが見えないことへの不安」を抱えている方がとても多いです。

この記事では、相続手続きの全体の流れを、
初めての方にもわかりやすくステップごとに解説します。


■相続手続きの全体スケジュール

相続手続きは、大まかに以下の流れで進みます。

① 遺言書の有無を確認(まず最初に)

遺言がある場合は、原則としてその内容に従って手続きを進めます。


② 相続人の確定(~3ヶ月以内)

戸籍を収集し、「誰が相続人なのか」を確定します。


③ 財産の調査(~3ヶ月以内)

預貯金・不動産・株式・借金など、すべての財産を把握します。

👉 重要ポイント
借金が多い場合は、「相続放棄」を検討する必要があります(期限:3ヶ月以内)


④ 準確定申告(~4ヶ月以内)

亡くなった方の所得税の申告を行います(必要な場合)


⑤ 遺産分割協議(期限なし・じっくり)

相続人全員で財産の分け方を話し合います。


⑥ 名義変更(協議後)

不動産や預貯金などの名義を変更します。


⑦ 相続税の申告(~10ヶ月以内)

必要な場合に申告・納税を行います。


■各ステップのポイント

STEP1:遺言書の有無を確認

まずは遺言書があるかを確認します。

・自筆証書遺言
→ 法務局保管でない場合は、家庭裁判所の「検認」が必要です

・公正証書遺言
→ 公証役場で検索・確認が可能です

👉遺言がある場合は、その内容が優先されます。


STEP2:相続人と財産の「棚卸し」

ここが最も時間と手間がかかる、
そして多くの方がつまずきやすいポイントです。

・相続人の確定
→ 出生から死亡までの戸籍を収集

・財産調査
→ 預貯金・不動産・株式・借金まで確認

👉ポイント
借金がある場合は、3ヶ月以内に相続放棄の判断が必要です。

相続手続きでは、まず「誰が相続人なのか」を正確に確定する必要があります。
👉実はここが、すべての手続きの出発点です
➡ 相続手続きの第一歩「相続人の特定」について詳しくはこちら


STEP3:遺産分割協議

相続人全員で、誰が何を相続するかを話し合います。

合意した内容は「遺産分割協議書」としてまとめ、
全員が実印を押印し、印鑑証明書を添付します。

👉この書類が、その後の手続きの“土台”になります。

また、ここで意見がまとまらず、トラブルに発展するケースも少なくありません。
早めの準備や専門家の関与が、円満な相続につながります。


STEP4:期限がある税金手続き

以下の手続きは期限が決まっています。

・準確定申告(4ヶ月以内)
・相続税申告(10ヶ月以内)

※すべての方に必要ではありませんが、該当する場合は期限厳守です。


STEP5:名義変更(登記・解約)

最後に、財産の名義を書き換えます。

・不動産 → 相続登記(法務局)
・預貯金 → 解約・名義変更(金融機関)

👉重要ポイント
2024年4月から相続登記は義務化されています。
不動産がある場合は必ず手続きを行いましょう。


■まとめ

相続は、「何から始めればいいのか分からない」という不安から始まることがほとんどです。

ですが、全体の流れを知っておくだけで、
「次に何をすればいいのか」が見え、気持ちが少し楽になります。

相続手続きは、期限があるものや複雑な書類収集が多く、
心身ともに大きな負担がかかるものです。

だからこそ、ご自身だけで抱え込まず、
専門家に相談することで、円満な相続への第一歩を踏み出すことができます。


■こんな方はご相談ください

・何から始めればいいのか分からない
・相続人や財産の整理に不安がある
・手続きをスムーズに進めたい
・家族間でトラブルにならないか心配

当事務所では、女性ならではの細やかな視点で、
お一人おひとりの状況に寄り添いながらサポートいたします。

まずは、お気軽にお問い合わせください。

行政書士あぐいまき事務所

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