相続手続きは自分でできる?行政書士の答えは「はい、できます」

「身内が亡くなったあとの手続き、専門家に頼まないと無理なのかな?」

そう不安に思っている方も多いかもしれません。

実は、私の答えは

「時間はかかりますが、ご自身で進めることは十分可能です」

というものです。

もちろん私たち専門家に依頼する方法もありますが、
ご自身で手続きを進めることには、費用面だけではない大切な意味があると感じています。


① 戸籍収集は「家族の歴史」を知る旅

相続手続きで最初に行うのが
戸籍の収集です。

亡くなった方の

出生から死亡までの戸籍

を集めることで、相続人が誰なのかを確定させます。

戸籍を読み解いていくと、

「こういう時代を生きてきたんだな」
「こんな場所に住んでいたんだ」

そんな家族の歴史が見えてくることもあります。

これは単なる手続きではなく、
家族の歩みをたどる時間でもあります。


② 財産調査は「最高の遺品整理」

次に行うのが
財産の調査です。

家の中を整理しながら

  • 通帳
  • 保険証券
  • 不動産の書類
  • 郵便物

などを確認していきます。

一つひとつの書類を手に取りながら、
故人の暮らしを思い出す時間は、
大切な遺品整理の時間でもあります。

何を解約する必要があるのか、
どんな財産があるのかを整理していきましょう。

それを整理していくことで、相続手続きの全体像が見えてきます。


③ 周りのサポートを味方につける

「役所や銀行は難しそう」と感じる方もいるかもしれません。

しかし実際には、窓口で相談すると
必要な書類や手順を丁寧に教えてくれることがほとんどです。

ただし、一つ覚えておきたいのは

一度で終わらないことが多いということです。

  • 書類が足りない
  • 追加の戸籍が必要
  • 銀行の予約が取れない

こうしたことは珍しくありません。

時間をかけて一つずつ進めていける方であれば、
ご自身で相続手続きを行うことも十分可能です。


それでも迷ったら専門家へ

ただし、次のようなケースでは
専門家に相談した方がスムーズなこともあります。

  • 相続人が多い
  • 戸籍収集が複雑
  • 不動産がある
  • 平日に役所へ行く時間がない
  • 相続人同士の関係が複雑

そんなときは、無理をする必要はありません。

最初からすべて依頼するだけでなく、
「ここだけ手伝ってほしい」というスポット相談も可能です。

大切なのは、ご自身が納得できる形で手続きを進めること。

まずはできるところから、一歩ずつ始めてみてはいかがでしょうか。


相続手続きチェックリスト(代表的な項目)

相続手続きには多くの項目があります。
ご自身の状況に合わせて、当てはまるものを確認してみてください。


カテゴリ手続き内容確認
基本のステップ死亡届の提出・火葬許可申請□  通常は葬儀社が手続きをしてくれます。
年金受給停止・未支給年金の請求
世帯主の変更届(住民票)
戸籍謄本の収集(出生から死亡まで)
遺言書の有無の確認(検認など)
お金・支払い銀行口座の凍結連絡・名義変更
クレジットカードの解約・残債確認
公共料金(電気・ガス・水道)の清算
携帯電話・ネットの解約・名義変更
NHK受信料の解約・名義変更
不動産・税務不動産の相続登記(名義変更)
固定資産税の納税義務者変更届
賃貸住宅の退去・敷金返還請求
火災保険・地震保険の名義変更
所得税の準確定申告(4ヶ月以内)
相続税の申告・納付(10ヶ月以内)
暮らし・公的書類生命保険金の請求
自動車・バイクの名義変更・廃車
運転免許証の返納
介護保険被保険者証の返納
健康保険の返納(国保・後期など)
葬祭費・埋葬料の請求
見落としがち百貨店・旅行の積み立て(友の会)
スポーツクラブ・習い事の退会
サブスク(動画配信・音楽など)
SNSアカウントの削除・整理
貸金庫の開扉手続き
ゴルフ・リゾート会員権の名義変更
有価証券(株式・投資信託)の名義変更
貴金属・美術品の査定・名義変更

自分で挑戦してみたい、でも少し教えて欲しい・・・
という方もお気軽にお問い合わせください。

行政書士あぐいまき事務所

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