相続人は本当にその方だけですか?戸籍で初めて分かる大切な事実
「相続人は誰ですか?」
そう聞かれて、すぐに答えられる方は多いかもしれません。
しかし実際の現場では、思ってもいなかった相続人が出てくるケースが少なくありません。
今回は、実際のご相談の中で感じた「相続人の思い込み」と「戸籍の重要性」についてお伝えします。
■「この人だけだと思っていた」その思い込み
今回のご相談では、被相続人にお子様がいらっしゃらず、
配偶者と兄弟姉妹が相続人になるケースでした。
ご相談者様(配偶者の方)も、
「相続人は自分と、被相続人のご兄弟姉妹だけ」と認識されていました。
しかし、実際に戸籍を確認してみると――
そのご兄弟姉妹の配偶者が、被相続人の親と養子縁組をしていたことが分かりました。
つまり、法律上はその方も相続人に該当します。
■戸籍を見なければ分からない現実
このようなケースは、決して珍しいものではありません。
・昔の養子縁組
・再婚による家族関係
・知らされていなかった親族関係
こうした事情は、戸籍をたどって初めて明らかになります。
「たぶんこの人だけだろう」という認識だけで進めてしまうと、
後から思わぬトラブルにつながる可能性があります。
相続人の確定については、戸籍の集め方や注意点を詳しく解説したこちらの記事も参考になります。
▶︎ 相続人の確定とは?戸籍収集でつまずくポイントをわかりやすく解説
■相続人が増えると何が変わるのか
相続人が変わることで、
・遺産分割の話し合いの参加者が増える
・手続きが複雑になる
・相続税の基礎控除額が変わる
など、影響は決して小さくありません。
特に、疎遠な方が相続人として関わることになると、
話し合いがスムーズに進まないケースもあります。
また、相続人が確定した後に必要となる遺産分割については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
▶︎ 遺産分割協議とは?進め方とトラブル回避のポイント
■トラブルを防ぐために大切なこと
もちろん、すべての方が争いになるわけではありません。
「自分は相続しません」と、きちんと意思表示をしてくださる方であれば問題はありませんが、
それが分からない段階で進めるのはリスクがあります。
そのため、
まずは、相続人調査だけでも早めに行うことが重要です。
■広域交付制度の活用について
現在は「広域交付」という制度があり、
ご本人が市役所に行くことで、
複数の自治体にまたがる戸籍をまとめて取得できるようになっています。
ただし、
・申請できるのは本人のみ
・すべてが一度で揃うとは限らない
といった点には注意が必要です。
不足分があれば、郵送での取得や、
改めて役所に出向く必要が出てくることもあります。
■専門家に依頼するという選択肢
お仕事やご家庭の事情で時間が取れない場合や、
手続きに不安がある場合には、
専門家に依頼することでスムーズに進めることも可能です。
相続の手続き全体の流れについて知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
▶︎ 相続手続きの流れをわかりやすく解説
■まとめ
相続人は、見た目の家族関係だけでは判断できません。
戸籍を確認して初めて確定するものです。
後から「知らなかった」では済まされないケースもありますので、
まずは相続人調査から、早めに進めていくことをおすすめします。
相続は、「誰が相続人なのか」を正しく把握することから始まります。
しかし、戸籍の収集や関係の確認は、思っている以上に手間や時間がかかるものです。
「自分で進められるか不安…」
「何から始めたらいいか分からない…」
そんなときは、お一人で抱え込まずにご相談ください。
行政書士あぐいまき事務所では、相続人調査や戸籍収集をはじめ、相続手続き全体を丁寧にサポートしております。
お一人おひとりの状況に寄り添いながら、安心して進めていただけるようお手伝いいたします。
初回のご相談は無料で承っておりますので、安心してご相談ください。

